カオル幼保グループの基本的な考え方
子ども達が将来、社会に出て大いに活躍できる人になって欲しいと考え、その教育の基本的考え方として「自然の中で教育と保育を通じて社会のため、最適内容で奉仕する」という考え方のもとに進めて参りました。自然を特に意識しておりますのは自然と向き合うということは或るときは厳しい環境にも耐えながら立ち向かって行かねばならないこと、また、ある時は多くの仲間の協力を得ながら和して知恵や能力を結集して難関を乗り越えて行かねばなりません。然しながらそのような能力を身に着けるための教育は家庭においても学校においても難しいように考えられます。
このような教育は小さい頃から無意識のうちに環境づくりされているのが望ましいと考え、「群れ遊び保育」(別名、気づきの保育)を最適な手段と考え、これを中心に実施して参りました。このような教育を受けて多くの卒園された方々が既に学生や社会人となって活躍されて居られます。
最近の子供たちの教育環境
最近の子供たちの教育環境は都市化の進展とともに自然との触れ合う機会は限られており、一方、家庭に入ればテレビや携帯電話等からは暴力や命を粗末に扱う様な非日常的なシーンを見せつけられます。その様な環境が原因しているのでしょうか最近身近での犯罪や事件が多いように感じます。
子どもたちの教育に携わる者にとっては大変好ましくない環境と考えておりますが子ども達はそれに克服して行けるように強く逞しくする必要があります。それには幼少期からご家庭も含めて教育に携わる分野では倫理面やマナー教育が必要と考えます。 また、課題に対して自ら考え、集団生活においては仲間達と協力して解決して行く能力が求められます。所謂自主性や協力し合うことも必要と考え、そのような能力を身につけさせたいと考えます。
自然に遊ぶ、大地に学ぶ
自然とのふれあいを大切にしながら、心身ともに健康に育つことのできる環境を与え続けて行きたい。そのように考えるカオル幼保Gのスローガンは“自然に遊ぶ、大地に学ぶ” このスローガンは遊びを中心とした園での生活を通して、強くたくましい意志と体力、どんなことにでも興味を示し、意欲的に学ぶ姿勢、社会の変化に適応する力や友達を思いやり仲良くする心、豊かな想像力を持った子どもに成長して欲しい。そんな願いが、この短い言葉に込められています。
子ども達はしっかり育てて行けばその年齢に応じた興味や関心を示し、自分が必要とするものを取り込んでくる。それが“大地に学ぶ”という意味です。カオル幼保Gの保育は教える保育ではなく、子供達が自ら考え、学ぶ力を育む保育です。高い倫理観のもと、自分で気付いて考え行動できる子を育てるために「群れ遊び保育」を最適な方法と考え実践しています。
また、心身ともに健康な子どもを育てることが重要と考え、草履ばきや100分間の外遊び、プロの体育教師による指導等を通じて健康な子どもを育てるための具体的活動に取り組んでいます。
このようにしてカオル幼保Gは子ども達が社会に出ても強いリーダーシップを発揮できるように教育・保育目標の柱を「健康と自立」として実践しております。
参考資料:カオル幼保グループ・クレド